
ドイツ語で
Hexenschuss(魔女の一撃)という言葉があり、不安定な姿勢や不自然な動作でおこる突発的な急性腰痛です。事故や転倒の場合以外、腰部に加えられた慢性的なストレスが局所の脆弱性を生み、そこから椎間板の損傷、椎間靭帯や筋肉筋膜の挫傷など腰椎の支持機構のどこかに外傷がおこることです。
1~2週間で治癒を目指します。それ以上は慢性腰痛に分類さます。
激痛で動けない時は、
①安静 楽な姿勢で臥床 ②冷却 低温やけどしないように氷で冷やす少し動ける時は、筋肉に負担をかけない程度なストレッチやマッサージで筋肉をほぐすのが有効
「筋肉が縮んだ状態が続くと、関節にも影響を及ぼします。動かしづらくなった関節を動かそうとすると
大きな痛みが生じます。痛いから動かさない、動かさないからまた痛いという悪循環が生じる。」
(著書 痛みを知る)
研究論文に2日安静にしても7日安静にしても症状の改善に差はなかったとあります。
痛みをかばって動かないと痛みを慢性化させます。組織の脆弱性改善のためにも、
早期の筋肉や関節に対してアプローチが大切です。